しかし、強制乾燥の場合短時間で乾燥は終わりますが、燻す際に木の油分が抜かれ、本来の「木の艶」がなくなってしまいます。
時間をかけじっくり天然乾燥し、油分を残して乾燥することにより木の本来の色を楽しめる、上品な材が出来上がります。
また、自社で製材するため海外の規格が決まっている材とは違い、その都度厚みを変えることもできます、そのため厚み55㎜等の海外製材では作成できない厚みの天板作成に必要な木材を、メーカーに提供することができます。
画像のような「桟積み」と言われる木材と桟を、風の通り道を邪魔しないように交互に積み上げ、山を作っていきます。この積み方にも職人ならではのノウハウがあり、位置がずれると風が通らず、カビの発生や木材の変形に繋がってしまう大事な工程です。
また、西野製材の場合三ヶ月に一度の割合ですべての木材を確認し、上段下段の入れ替えや置く場所などを変えます、木も生きているためその都度日当たりやその年の気温などにより、適した環境に置くためです。非常に管理に手間をかけます。
しかし、こういった細かい工程があるからこそ高品質な材が出来上がります。